BOOK 小西康陽『東京の合唱』
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商品番号:RMEBK-001 13×9×1cm 函入り 120ページ 装丁:藤川コウ かつて「ブルータス」誌上にて連載され大好評を博していた小西康陽の『東京の合唱』はちょっとセクシーな大人のためのファンタジー。 第一話 俺もそうじゃない 第二話 八時起床、晴。 第三話 レストラン元麻布 第四話 ルームメイト 第五話 O嬢のバーにて 第六話 交感テスト 第七話 築地の宿 第八話 灰皿を盗む 第九話 唾棄すべき男 第十話 ルームサーヴィス 第十一話 雪漫々の話  小西康陽に書かせた文字の量ではいまのところ世界一の編集者である(はずの)オレは、もちろん彼の文章の大ファンである。彼の文章をずっと読んでいたいから、相手のスキを見つけてはいろいろな注文をつけてきた。ところで、最近あまり彼の文章を目にする機会がないのは、もちろん彼が多忙をきわめているからだろうが、もしかして自分が注文をつけないからなのだろうか。だとしたら淋しい。ちゅうか、もっと頼めよ!他の編集者!!  いろいろなタイプの名文をものする小西康陽の文章でいちばん好きなのは、現実のようでいてフィクションのような、曖昧な感じのショートショートだ。彼の最初の著作集『これは恋ではない』の冒頭に載っているような。なかでも95年から96年にかけて『ブルータス』で連載された「東京の合唱」(彼は同名のタイトルでまったく違う内容の連載を三度、『スタジオボイス』『ブルータス』『ハイファッション』に書いている)は傑作だし、いろいろな意味で愛着のある作品だ。当時の担当編集者だったオレが、雑誌連載の最終回に欄外で付け足したように第二シリーズを12話ほど書いてもらい、それから単行本にしようと思っていたが、再開をはたせないまま五年近くが過ぎてしまった。そして先日、ご本人から「アレ、単行本にしたいんですが」という電話がひょっこりとありこうして解説めいたことを書いているわけで、何だかちょっと情けない気分である。第二シリーズの予告を憶えている読者諸氏、まことに申し訳ありません。  さて、連載中のエピソードを書きつらねるのは無粋の極みなのでここではしないが、ひとつだけ。深夜に電話で代筆を命じられた時は心底驚きましたよ、小西さん。酔っぱらってたでしょ? 岡本仁